弘道 会 発砲。 神戸山口組系組員を銃撃、2人死亡 対立組織の68歳男を逮捕 抗争事件か(1/2ページ)

群馬県太田市で半グレ「ブラット」が弘道会野内組栗山組を挑発の動画

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川崎の発砲事件の現場 それは夜の食事を終え、車で帰宅後すぐのことだった。 五代目稲川会三代目山川一家の若頭補佐である大井組・大井司組長が乗る車両に1人の男が近づいてきた。 1月17日、午後8時25分頃のことである。 場所は神奈川県川崎市川崎区。 男はまるで大井組長らが帰ってくるのを待っていたかのように、運転する組員に話しかけた。 「運転していた組員は客人が来たのかと思い、対応にあたったようだ。 そこに話しかけてきた男が背中に隠し持っていた拳銃を取り出して、組員に向け発砲している」(捜査関係者) 銃弾は組員の右首に当たったものの、幸い生命にかかわる事態にはなっていない。 その直後、危険を察知した1人の人物が車を飛び出し銃弾を放った男へと立ち向かっている。 その人物とは、大井組長の姐さんだったのだ。 「組長の姐さんは男が背中から拳銃を取り出した瞬間に、男の後ろから男に立ち向かっていったという話です。 姐さんといえども女性です。 普通なら悲鳴を上げるでしょうが、この姐さんは違いました。 男は立ち向かってきた姐さんにも銃弾を放ち、肩に怪我を負わせたのです」(前同) その後、男は現場から逃走しており、現在のところまだ男の正体すらわかっていない。 そのため、業界関係者の間では、事件の背景についてさまざまな憶測が取り沙汰されている。 「こんな大事件をしかけた人物として、大井組長とは因縁浅からぬ、ある組織の元幹部の名前が浮上してくる。 両者はいがみ合っていた時期があったからだ。 捜査当局から漏れ伝わる話でも、その元幹部の関係で、稲川会とは異なる関東の有力組織が事件に関与していた可能性もあるようだ。 だが、こればかりは犯人が逮捕され、その供述を待たない限りはっきりしたことは言えない。 ただその有力組織では、この事件に絡んでいないか、上層部が幹部組員らに確認したなんて話も聞こえてきている」(某組織幹部) 男は躊躇することなく、降りてきた組員と組長の姐さんに向け引きがねを引いている。 初めから脅しなどではなく、殺意を持って銃弾を放った可能性が高い。 だが、撃たれた組員らは、男の顔に見覚えはないと語っているらしいのだ。 すると、男はヒットマンということになる。 ヒットマンを送ってまで命を狙うというのは、ヤクザに対する当局の締め付けが厳しくなるなかで、よほどのことだ。 業界関係者の間で、その背後関係についてさまざまな憶測が飛び交っているのも必然なのかもしれない。 宮崎では六代目サイドと神戸サイドが衝突 事件解明まで時間がかかるのではないかと思われるこの事件に対して、すぐさま犯人が逮捕された事件も起きている。 川崎市の発砲事件の翌日18日。 埼玉県さいたま市内に本拠を置く住吉会系組織の事務所で、同事務所の幹部組員ら2人が、別の組織に所属する組員に刃物で刺されるという事件が起きたのだ。 犯行に及んだ組員は、そのまま事務所から逃走したのだが、防犯カメラの映像などからすぐに特定され、自宅にいる所を逮捕されている。 そして、まるで暴力は連鎖するかのように、この事件の数時間後には、宮崎県内で六代目山口組系組織と神戸山口組系組織が衝突。 組員同士の乱闘にまで発展したというのだ。 「六代目山口組分裂後、この地域では両組織による衝突が一向に絶えない。 1980年代には、宮崎県内で宮崎抗争と呼ばれ、実の兄弟同士が敵味方に分かれて激しくやり合った大抗争が起きている。 その系統を受け継ぐ組織が、くしくも今度は六代目サイドと神戸サイドに分かれてしまうことになった。 いつ激しい衝突が勃発してもおかしくない緊張状態が続いている」(地元関係者) 川崎、埼玉、そして宮崎と立て続けに事件が起きている。 最近は、ヤクザ同士の派手な衝突が少なく、比較的静かな日々が続いていたが、これまで水面下で燻り続けていたものが一気に噴き出そうとしているのか。 負の連鎖が続かないことを願いたい。 2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。 以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。 著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。 最新小説『死に体』(れんが書房新社)が発売中。

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北関東抗争

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近藤組組長が運びこまれた飯田市内の病院 ヤクザの抗争のきっかけは、8月に起きるといわれ続けてきた。 山一抗争の口火となった刺殺事件、宅見組組長射殺事件、六代目山口組の分裂……明確な理由はわからないが、山口組では8月は夏休みに入り、各傘下組織による本家への出入りがなくなる。 こうした期間に、さまざまな準備をしたり、それを実行したりすることができるのが関係しているのかもしれない。 そして、この8月も事件は起きたのだった。 発端は、先月に起きた六代目山口組三代目弘道会系組織と任侠山口組四代目竹内組の大乱闘だったのかもしれない。 六代目山口組の中核組織である弘道会。 その弘道会のなかでも、現在もっとも勢いがあるといわれているのが野内組である。 その野内組傘下組員らが大勢で、長野県飯田市内にある四代目竹内組が関係しているといわれる飲食店を訪れると、店舗側から連絡を受けた四代目竹内組組員らが急行。 店内で両者は怒声を浴びせ合い、複数の負傷者が発生する大乱闘に発展したのだ。 両組織はどちらも武闘派ということもあって、当局もその後、両組織の対立が激化しないか警戒を強めていたさなかの8月21日、野内組傘下の三代目近藤組組長が飯田市内で、四代目竹内組関係者らに拉致され、激しい暴行を加えられるという事件が起きたのだ。 「三代目近藤組組長は、竹内組組員らに山中へと連れて行かれ、暴行を加えられながら引退を迫られたのではないかといわれている。 先日の乱闘事件との因果関係はわからないが、竹内組と近藤組の間では以前からなんらかの因縁もあったようだ」 地元関係者 その後、解放された近藤組の組長は市内の病院へと担ぎこまれることになるのだが、それに激怒したのが野内組をはじめとした弘道会サイドであった。 「事態を重視した弘道会サイドは、その日のうちに相当な数の系列組織の組員らを飯田市に向かわせたようだ」(業界関係者) 振り返れば 2015年の六代目山口組分裂直後、同組から神戸山口組へ移籍しようとした人物が射殺されるという事件が起きた場所も飯田市であった。 その後、六代目山口組サイドと神戸山口組サイドは長野県を舞台に、激しい衝突を繰り返すことになるのであった。 「現在、もっとも勢力を拡大している野内組が攻めあぐねていたのが長野県といわれていました。 そこには、任侠山口組傘下の四代目竹内組が存在していたからといわれています。 それを今回、弘道会サイドは、近藤組組長の事件を契機に徹底して攻め込もうと考えたのではないかと、捜査当局はみているようです」(ジャーナリスト) 発火したのは山口組のお膝元だった 六代目山口組分裂後、激しい衝突を繰り返す舞台となった長野県であるが、五代目体制までは長野県といえば、直系組織の近松組の存在が大きかった。 まだ、近松組が三代目山口組の名門組織「初代大平組」の傘下組織だった時代に、長野県を制圧するように命を受けた近松組組長が、兵庫県尼崎市から配下の組員らを引き連れて長野県へと進出したことがその起源だといわれている。 その後、近松組長の引退によって近松組は解散。 長年にわたり同組織で若頭などの重責を担った最高幹部の勢力が、出身母体である二代目大平組(現在、三代目大平組は任侠山口組傘下)へと加入。 一方、ほかの最高幹部の勢力は、弘道会(現在は六代目山口組の中核組織)や山健組(現在は神戸山口組の中核組織)などの有力組織へと加入することになるのだが、奇しくもこうした構図ができたことが、後の六代目山口組分裂後の衝突につながっていく要因のひとつにもなってしまうのだった。 そして今回、またしても長野県を舞台に火花が飛び散ることが予想され、捜査関係者や業界関係者の多くの意識が信州に向く中、火花は思わぬ地域で発したのだった。 弘道会系組織が続々と飯田市に入ってきていると噂になっていた翌日の22日。 神戸市内で銃声が鳴り響いたのである。 それが、先日報じられた弘道会の関連施設で起きた組員銃撃事件である【参考記事「」】。 この銃撃事件はいまだ犯人は特定されておらず、近藤組組長事件との関係性は不明だ。 だが、立て続けに六代目山口組の中核である弘道会系組織が襲われたことは間違いない。 六代目山口組が分裂してから4年目を迎えた8月、抗争含みのその行方は一気にきな臭くなり始めてきている。 2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。 以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。 著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。 最新刊は、元山口組顧問弁護士・山之内幸夫氏との共著『』。

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山一抗争(時系列)

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新年早々、組同士のトラブルが起きた中洲近くの事件現場 福岡県博多区にある中洲といえば、九州最大といわれる歓楽街で、中洲中央通りを中心とする繁華街には、その集客力と比例するかのように大きな利権が存在している。 その利権のひとつに「客引き」がある。 キャッチと呼ばれる、店に雇われた人間が不特定多数の通行人に声をかけて、居酒屋やキャバクラなどへ誘いこむ行為だ。 近年、取り締まりが強化されつつも、当局の目を盗むようにヤクザもシノギとしてきたのだが、六代目山口組分裂以降、この客引きをめぐるトラブルがたびたび起きていた。 そして、新年早々1月6日深夜にも、中洲の歓楽街で一時、緊張が走る事件が起きたのだ。 「中洲を本拠地とする六代目山口組系組織の組員が、久留米市に本部を置く四代目道仁会系組員らに暴行を受ける事態が発生しました」(地元紙記者) この事件はすぐさま一部メディアでも報じられている。 西日本新聞によると「中洲近くの路上で6日深夜、複数の男が男性を集団暴行する事件が発生。 通報を受けた福岡県警博多署員が現場に駆けつけたが、加害者、被害者ともに既に現場から立ち去っていた」というのだが、暴行事件の発端とはいったいなんだったのか。 ヤクザ事情に詳しいジャーナリストは、こう解説する。 「中洲という繁華街で、キャッチという客引きを立たす行為に対しては、暗黙ながら業界内できっちりと線引きがされています。 この縄張りを破ればトラブルの原因となります。 現に去年7月にも、それが原因とおぼしき発砲事件がありました。 逆にいえば、それだけ客引き行為が今のヤクザにとって利権になっているということです」 去年7月の発砲事件とは、中洲のすぐそばの路上で任侠山口組系幹部が発砲を受けたというもので、後に道仁会系組織や他組織の幹部らがこの事件に関与したとして殺人未遂容疑などで逮捕されている。 「今回の道仁会系組員らによる暴行事件のきっかけは、直接的にはキャッチをめぐるものではなかったようなのですが、暴行を受けた組員が激しく酔っていたために、道仁会系組員らの客引きになんらかの暴言を吐いたことが発端ではないかと捜査関係者は見ているようです」(同) 暴行の一部は、被害を受けた組員がタクシーから降ろされるかたちになったため、タクシーのドライブレコーダーに映っており、県警ではそこから犯人の割り出しを進めているという。 一時は業界関係者の間で「抗争事件にまで発展するのではないか」との緊張が走った今回の事件。 だが地元関係者の話によれば、事態はすでに収まっているという。 「暴行を受けた六代目山口組系サイドもすぐに一部で集結し、報復に動き出そうとする動きもあったと言われているが、大事には至らずその日のうちに当事者組織のトップ同士の話し合いで和解が成立している」(地元関係者) 尼崎では「神戸vs. 任侠」の衝突 ただ、ヤクザ同士のトラブルが起きたのは、新年早々だけではなかった。 去年暮れには、こんなことが起きている。 場所は兵庫県尼崎市。 結成当初から任侠山口組が何かと重要視している場所だ。 12月28日、任侠山口組幹部らが乗る自動車が飲食店に数台集まっていたことが捜査関係者に目撃されていた。 その夜、近くの飲食店に神戸山口組三代目古川組系組員が1人で訪れたことで、任侠山口組組員らと店の外で口論となり小競り合いが起こったようだ。 そして1月10日には、事件に関与したとして、神戸山口組三代目古川組組員らが暴力行為法違反の疑いで逮捕されている。 昨年春、神戸山口組から任侠山口組が割って出たことを機に、傘下だった古川組も分裂。 現在、任侠山口組古川組が使用している古川組本部事務所の権利をめぐっては、神戸山口組三代目古川組との間で民事裁判に発展しているという。 そうしたなかで迎えた10日、六代目山口組は新年の挨拶のために神戸市篠原にある六代目山口組総本部に結集して新年の顔合わせが行われており、同じく神戸山口組でも神戸市二宮にある神戸山口組事務所に、プラチナと呼ばれる直参の親分衆が集結している。 警戒にあたった捜査関係者によれば、集まった神戸山口組の直参組長たちは白ネクタイ姿で、新年会を兼ねての新年初顔合わせとなったのではないかと話している。 また、早ければ近日中にも、六代目山口組総本部に対して、なんらかの使用制限を警察当局がかけるのではないかという。 昨夏から強化された当局の取り締まりが、さらに強化されると予想されるなかで、2018年が本格的に動き出した。 所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。 以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。 著書に(共にサイゾー)。 最新刊は(同)。

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