コロナ 中国。 実際の感染者数は発表の40倍? イギリス政府が中国の新型コロナ対応に激怒、募る不信感は経済にも影響か

中国に全世界が激怒。新型コロナ情報隠蔽に5500兆円の賠償要求

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「中国は世界の救世主だ」他国への支援を強化し始めた中国 3月12日、上海からイタリアに向け四川省の大学と中国赤十字の専門家チームが出発した。 感染の急拡大で医療崩壊も起きているイタリアを支援するためだ。 中国メディアは、「物資を運搬した中国の航空会社にも『一帯一路の絆は、さらに強くなった。 ありがとう』など中国への感謝の声があふれている!」と伝える。 イタリアはG7で唯一中国の巨大経済圏構想の一帯一路に参加し中国との交流が拡大していて、それが感染拡大の一因ともみられるが、中国政府はマスクなど医療物資の援助も表明している。 また中国はイランやイラクにも専門家を送り、日本や韓国にも物資を送っていると強調する。 「中国が全力で感染対策している時に他国は批判ばかりしていた。 私達は正しいと証明した。 彼らは今後、自らの無知の犠牲を払う」 「中国人の99%がしたように何日も外出しなければあなたたちも勝利できる」 「世界は私達から学ぶべき」 などの声もある。 国内の新規感染者は武漢だけで、14日には人数は4人になった。 データの信頼性に疑問はあるが習近平国家主席が10日に武漢を訪問した裏には安全との判断があるはずで、一定程度抑え込んだのは間違いないだろう。 事実上、「感染に勝った」という宣言だ。 中国は、国内の感染との戦いに勝利し、国際社会に貢献する大国として振る舞い始めている。 中国メディアによると、習氏は国連のグテーレス事務総長と電話会談し「中国は世界各国と経験を共有し、感染国に援助し、国連やWHOの行動を支持する。 すでにWHOには2000万ドルの援助を申し出た」と伝えた。 グテーレス氏は「国連は、中国の困難の中にある国への援助に感謝し、今後も様々な領域で協力していきたい。 中国には今後も世界でリーダーシップを発揮してほしい」と伝えたという。 中国への気遣い?忖度?WHOのテドロス事務局長(左)中国のリーダーシップを賞賛(ウェイボより) 一方、中国寄りだとの批判もあるWHO。 習氏が武漢を訪問し「感染を抑え込んだ」と宣言した翌日に、テドロス事務局長はパンデミック 世界的大流行 と言えると表明した。 偶然なのか、かなり印象的なタイミングで、中国の狙い通りなのでは?とさえ邪推してしまう。 テドロス事務局長はその前日、中国国営のCCTVのインタビューで、中国政府のリーダーシップと国民の協力を称賛。 「中国は迅速にウイルスの遺伝子を識別して世界と共有し、他の国々が診断や感染対策の準備が出来た。 国際社会は中国が勝ち取った機会を十分利用すべきだ」と評価した。 気づけば、中国は、2つの国際機関との協力姿勢も印象付け、自らの立ち位置を「感染と戦う世界を助けるリーダー」へと変身させている。 「ウイルスはアメリカから来たかも」びっくりツイートに「反撃開始だ!」 中国外務省の趙立堅報道官がツイッターで「アメリカでの感染はいつ発生し、何人が感染したのか。 武漢に感染を持ち込んだのはアメリカ軍かもしれない。 アメリカは透明性を持ちデータを示して説明を」と投稿した。 去年10月に武漢で開かれた世界軍人体育大会に参加したアメリカ軍がウイルスを拡散させた可能性がある、との主張だが、科学的な根拠は何も示していない。 その後の中国外務省の記者会見で、メディアは、これが政府見解かどうかただしたが、外務省は「感染源については国際社会には異なる見方がある。 科学の専門的意見を聞くべきだ」と明確な回答を避けた。 一方、中国のネット上では、「ついに反撃開始だ!」「アメリカは説明すべき」と応援する声もある。 「感染を武漢に持ち込んだのはアメリカ軍かも」中国外務省報道官が驚きのつぶやき(ツイッター画面) 中国は、去年12月の感染発覚から1月下旬まで情報を隠蔽し各国の対応が遅れたというアメリカからの非難に、強く反発している。 感染対策の専門家チームのトップも、「必ずしも感染源が中国とは限らない」と指摘している。 「中国の巨大な犠牲や努力なくして、世界各国は感染と戦う貴重な時間を得ることはできなかった」と強調した。 先に感染と戦った中国はその姿を見せ各国が対策を準備する時間を稼いでいた。 感染が広がったのは、各国が中国の経験や教訓を重視しなかったからだ、ということになる。 ネットには「中国は教科書だ」、「宿題を書き写すように」と自らを手本にすべきだとの声が見られる。 宿題を書き写すとは「他人の方法を真似する」という意味で使われる表現で、「他国は中国が成功した感染対策をやるように」という意味だ。 1月以降に習氏が各国要人との会談などの際に話した「感染情報を速やかに発表し、国際協力を深めなければならない」(1月20日)など多くの言葉を並べ、中国は国際社会に協力を促してきたと強調する。 外出制限中の武漢で食料配給(豚肉)にゴミ収集車が使われ住民激怒(ウェイボより) 習氏を英雄化し感染源は中国ではないなどとアピールする背景には、国内の不満の高まりを抑える思惑もあるのだろう。 中国政府が情報を隠蔽し、警告を鳴らす医師らの声を封じ込め、対策が遅れて感染が拡大したとの不満は国民の間でも強い。 多くの人が犠牲になったことを国民は忘れていない。 現地の様子を伝えるジャーナリストの声も封じ込める言論の自由の抑圧にも怒りが高まる。 封鎖が2ヶ月近く続く武漢など湖北省では住民が怒りの声をあげる例も出てきている。 習氏は武漢訪問の際、「武漢市民は英雄だ」と持ち上げ、「自宅待機が長くなり不満の一つも言いたくなるのは理解できる」と、不自由な生活にストレスを溜める市民に配慮する姿勢さえ見せた。 しかし今後、経済的な影響も出てくれば、さらに国民の不満の声に直面することになる。 批判をそらすための国内外へのアピールは続くだろう。 中国の都市封鎖や監視による隔離などを「自分の所ではあり得ない」と考えていなかっただろうか。 いまイタリアでは医療崩壊が起き、世界各地で都市機能を停止させる対策が始まっている。 結果的に、批判していた中国を参考に対応をしていくことになれば、中国から「宿題は出来ていますか」と皮肉を言われるかもしれない。 【関連記事:】 (執筆:FNN上海支局 城戸隆宏).

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新型コロナ、中国での流行開始は2019年8月か ハーバード大が発表

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今回のコロナウイルス問題への対応でも、中国共産党は独裁体制の欺瞞性と脆弱性を露呈した。 武漢市党委員会の情報隠蔽と証拠隠滅招いた習近平独裁強化 昨年の12月1日には、武漢の海鮮市場において41例の感染症患者の発生が確認されていたが、そのうちの約3分の1は海鮮市場には接触していなかったことが、今年1月24日の医学専門誌『ランセット』の論文で明らかにされている。 すなわち、昨年12月1日にはヒトからヒトへの感染があることは確認されていた。 これはパンデミックになりかねない新型ウイルスの出現を意味していた。 SARSの教訓を踏まえて、このような新型の感染症が起きれば、WHO(世界保健機関)を通じ、直ちに国民と世界に対して、その脅威を警告することが国際合意になっていた。 それにもかかわらず、またも自らが新型感染症の発生源となりながら、中国当局は、初動における感染拡大阻止のための最も重要な責務を果たさなかった。 それがパンデミックを招く元凶となった。 12月8日には最初の患者発生が世界に報じられた。 新型の感染症の発生については知られるようになったが、ヒトからヒトへの感染の事実はないとされた。 この最初の時点から、情報隠蔽はすでに始まっていた。 12月16日には、上海の感染予防センターがサンプルを採りに武漢に赴いており、その結果は1月5日には報告されている。 北京の党中央はこの時点で、コロナウイルスの発生については、少なくとも報告を受けていたはずである。

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新型コロナで「世界の敵」になった中国の内憂外患 「中国の夢」は潰え、世界の中国バッシングは不可避の流れ(1/5)

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窪田順生 [ノンフィクションライター] くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。 これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。 企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事象の背後にある「情報戦」を読み解く。 アメリカの世論調査会社が今月行った調査では、23%の人がウィルスが「意図的に作られた」と回答。 「偶然作られた」と答えた6%を合わせると、29%が「人工ウイルス説」を信じている。 年齢別で見ると、18~29歳が35%と高くなっており、ネットやSNSで情報を入手している若い人たちの間で、この説が広まっていることがうかがえる。 1500株以上のウイルスを保管する、このアジア最大規模の研究施設に疑惑の目を向けているのは、なにもアメリカ人だけではない。 例えば、今月16日には、エイズウイルスの発見によって2008年にノーベル生理学賞・医学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ氏も、「武漢ウイルス研究所起源説」に言及。 コウモリ由来のコロナウイルスで、エイズワクチンの開発を進めていた中で、何らかのアクシデントで施設外に漏れてしまったという考えを示している。 しかし、実際にこの説が本当なのか否か、確固とした証拠はいまだに、どこからも出されていない。 WHOも参戦して、「いろんな人たちが、いろんなことを言っている」という混沌とした状況だ。 そんな中、なぜ世界では「武漢ウイルス研究所起源説」を頭から信じる人たちが後を絶たないのか。

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