尿酸 値 高い 食事。 【意外】尿酸値が高いけど食べてもいい意外な食品3選!

【痛風の食事】尿酸値を下げる痛風の食事|知っておくべき8つのポイント

尿酸 値 高い 食事

筋力トレーニングや短距離走のようない運動(無酸素運動)は、急激量のエネルギーを消費するため、酸素の供給が間に合わず、筋肉中のエネルギー物質であるATPを分解することによってエネルギーを得ます。 その結果、 分解産物であるプリン体が増加し、尿酸値を上げてしまいます。 引用元:『患者のための最新医学 痛風・高尿酸血症 患者のための最新医学シリーズ 』日高雄二著、高橋書店出版、p. 134より転載、強調部分は編集 また、激しくエネルギーを消費すると、乳酸が増加します。 すると同時に腎臓からの尿酸排出が抑制され、蓄積することで尿酸値がアップ。 さらに筋トレによって酸素の供給が追い付かなくなると、急激にプリン体を増加させる事態を招きかねません。 筋トレは健康診断の数値にも影響を与えてしまいます。 健康診断の注意事項に「前日の激しい運動は控えるように」とあるのはこのためです。 「健康なはずなのに陽性」といった場合、前日の過ごし方を思い返してみましょう。 影響を与えてしまう項目のひとつは、血液検査。 具体的にはCK(CPK)・AST(GOT)・ALT(GPT)です。 筋トレによって筋肉疲労を起こすと尿酸値が上昇し、これらの数値が高値を示す恐れがあります。 ふたつ目に尿検査。 筋トレが尿たんぱくの数値に影響を与えてしまう可能性があります。 激しい運動によって脱水状態に陥ると、一時的に腎臓機能が低下。 これによって尿たんぱく検査で陽性の結果が出ることがあるのです。 肉や魚といった動物性たんぱく質には、血中の尿酸濃度を高めてしまうリスクがひそんでいます。 なかでも魚の干物や動物の内臓は、多くのプリン体を含む食品です。 100%食事から排除しなければならないというわけではありませんが、摂りすぎには十分注意しましょう。 特に筋トレ中は、上述のとおり血液中の尿酸濃度が上昇しやすい状態。 このときプリン体の多い食事をしていては、さらにリスクが高まるのも当然です。 血液中の尿酸が多い状態が続くと、痛風をはじめ、高血圧・心臓病・腎臓機能低下を引き起こすことも考えられます。 同じ動物性たんぱく質でも、乳製品は尿酸値をダウンさせるため、尿酸値が気になる方は意識的に摂ってみてください。 過去に台湾で行われた実験です。 日本酒から抽出したたんぱく質をマウスに与えて運動させ、運動能力アップや疲労に影響を与えるのかを試しました。 ・運動をしないグループ ・筋力トレーニングをするグループ ・日本酒のたんぱく質を摂取したうえで筋力トレーニングするグループ 上記3グループ分けて結果を比較したところ、ただ筋トレをさせたグループは、脂肪・体重が減少。 AST・ALT・クレアチニン・尿酸値が増加しました。 一方、日本酒のたんぱく質を摂取したうえで筋トレをしたグループは、尿酸・AST・アンモニア・クレアチンキナーゼが減少。 さらに安静時でもAST・ALT・尿酸・クレアチニンの値が減少するという結果になりました。 このことから、筋トレは脂肪や体重の減少には役立つものの尿酸値を上げる作用を持つことが判明。 同時に、日本酒のたんぱく質を摂取したうえでの筋トレは、ASTや尿酸など4つの値を低下させることが分かったのです。 [注1] 尿酸値を下げるカゼインは、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品にたっぷり含まれています。 日常的に摂りやすい成分ではありますが、含まれるのは好き嫌いが激しい食品であることも事実。 プロテインであれば、格段に摂取しやすくなります。 また、カゼインプロテインは尿酸を上昇させるプリン体をほとんど含んでいません。 スムーズな尿酸の排出を助けてくれるでしょう。 もし乳製品が得意であれば、牛乳とチーズの場合1日200ml以上、ヨーグルトの場合は100ml以上の摂取を目安にしてみてください。 ただし乳製品は高カロリー・高脂肪。 できるだけ低脂肪乳製品を選んでください。 プロテインを上手に活かしながらカゼイン摂取を心がけましょう。 著者:細谷龍男 プロフィール(本書巻末より転載) 東京慈恵会医科大学名誉教授、慢性腎臓病病態治療学教授。 1974年東京慈恵会医科大学卒業。 78年同大学大学院医学研究科修了。 79年同大学第二内科入局。 96年同大学内科学講座第2助教授、97年同教授を経て、2013年より現職。 日本内科学会 理事 、日本腎臓学会 理事 、日本リウマチ学会 評議員 、日本痛風・核酸代謝学会 理事長 など幅広く活躍。 多くの診療ガイドライン策定にも関わる。 主な著書としては『透析患者合併症のマネジメント』 医薬ジャーナル社 、『腹膜透析療法マニュアル』 東京医学社 、『スーパー図解痛風・高尿酸血症』 法研 ほか多数。 所属大学 東京慈恵会医科大学 〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8 TEL:03-3433-1111(大代表).

次の

【医師監修】高尿酸血症・痛風を防ぐ食事療法のすすめ方

尿酸 値 高い 食事

Contents• 尿酸値が高いと痛風になる 尿酸値が高いとどうなるかはあなたもご存知でしょう。 風が吹くだけで激痛が走るという「痛風」になるのです。 0以上、9. 0以下の人です。 更に 9. つまり8. 5の私も、運が悪ければ死ぬほど苦しい痛風を味わうことになりかねないのです。 これはあくまで平均の話しであって、7. 0 平常値 以下でも体質的に痛風になる人もいます。 ゾッとしませんか? 平常値でも痛風になるかもしれないのに、私のような高尿酸血症者がならないなんて考えられないんですよね・・・ 一刻も早く尿酸値を下げなければ!です。 魚介類 マグロ:157mg ぶり:121mg 鮭:119mg サンマ:155mg カツオ:211mg たらこ:121mg 明太子:159mg イカ 数種類平均 :124mg タコ:137mg 車えび:195mg カニ 数種類平均 カキ185mg:118mg ね? こう見ると肉、魚類は尿酸値が高い人は食べるべきではないのです。 また、お酒に関しても控えるべきです。 いや、 お酒こそ控えるべきです。 よく「プリン体0のお酒なら大丈夫」のような意見を聞きますが、 お酒を飲むことでプリン体の摂取に関係なく体内で尿酸が作られるのです。 更にお酒は肝臓で解毒されますが、その際に乳酸が出ます。 乳酸は尿酸が尿として排泄されるのを阻害するらしく、結果的に尿酸値が上がってしまいます。 ここまで肉、魚類のプリン体についても説明しましたが、 尿酸の影響としては「口に入れるものが1~2割」「体内で生成されるのが8~9割」です。 つまり「 多少プリン体を多く含む食品を食べても、体内で生成される尿酸を少なくすればOK」ということです。 もっと言うと 「体内で尿酸を生成する、排出を阻害するお酒こそやめるべき」ということですね。 魚肉ソーセージ かまぼこ 焼きちくわ さつま揚げ カズノコ イクラ ウインナー 豆腐 鶏卵 主食 ごはん、パン、うどん、そば 海藻類 乳製品 牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター どうでしょうか? 結構食べてもいいものがあって安心したかと思います。 ここから先は、上記の中で食べても大丈夫だった意外な食品の詳細を紹介いたします! 食べていい意外な食品:数の子、イクラ 正直驚いた方も多いのではないでしょうか? 痛風や尿酸に詳しくなくとも、 「魚卵はダメ!」ということは知っている人は多いはずです。 しかし、カズノコもイクラも魚卵ですが、 その他の魚介類や肉に比べると「全く」といっていいほどプリン体を含んでいません。 カズノコは少々高めですが、 100gあたり22mg。 イクラに至ってはなんと 100gあたり4mg以下しかプリン体が含まれていません! 私はイクラが大好きで、スーパーなどで値引きされていたらそれを買っておつまみにしていたくらいです。 正直、尿酸値が8. 5というのを知ったときにはもう食べられないと覚悟していましたが、この情報を知ってめちゃくちゃ嬉しかったです。 笑 ただ、 塩分の摂りすぎは別の問題に発展しかねませんので、ほどほどにしておきましょう! 食べていい意外な食品:鶏卵 私的にはとても意外でした。 だって鶏卵ってものすごく栄養が豊富じゃないですか? なので勝手にプリン体も豊富なものかと・・・ ところがどっこい、その全く逆です! 驚くことなかれ、 鶏卵のプリン体含有値はなんと100gあたり0mgです! これだったら糖質制限中かつ尿酸値高めの方でも安心して食べられますね! 糖質制限中はタンパク質を多く摂らないといけませんが、 尿酸が高い方はお肉が食べられませんからね・・・ 鶏卵は栄養価が高いので糖質制限中でも食べている人は多い食品ですが、まさかプリン体は0mgだったとは・・・ 積極的に鶏卵は食べていきましょう! 食べていい意外な食品:ウインナー 数の子、イクラ、鶏卵と比較すると少々多いですが、ウインナーもプリン体は少ない食品です。 これも意外でした。 だって 「お肉」ですからね。 笑 なんなんでしょう、加工する過程でプリン体の除去でもしているのでしょうか・・・ というのは置いておいて、 ウインナー100g中のプリン体は46mg程度です。 少々プリン体は高く感じますが、お肉を食べられない我慢をウインナーでごまかせると考えたら少ないと思います。 焼肉などにいくときは、 その他の肉を少なめにしてウインナーを食べるというのもアリかもしれませんね。 特にしんたろーの場合イクラとウインナー大好きやからよかったな 尿酸値を下げる食品!? 食べてもいい食品の中で、乳製品をご紹介したと思います。 その中で特に 「牛乳」が尿酸値を下げる効果があることがわかったのです! 尿酸の排出を促す「ガゼイン」という乳タンパク質の効果で、高尿酸状態になるのを防ぐ効果が期待できるのです! もちろん個人差はあると思いますが、 1日にコップ1杯程度の牛乳を飲むことで十分らいいですよ! ですが私は念のために毎日500ml程度は低脂肪牛乳を飲むように心がけています。 笑 カロリーが高いので、気になる方は私と同じように低脂肪牛乳を飲むといいですよ! ちなみにヨーグルトでも同様の効果が期待できるようです!.

次の

尿酸値の上昇は食事の内容とはあまり関係がなかった!?

尿酸 値 高い 食事

痛風の食事といえば以前はプリン体の摂取量が厳しく制限されていましたが、現在はプリン体の摂取制限は以前ほど厳しくありません。 痛風で恐ろしいのは合併症であり、糖尿病や高脂血症にならない食生活が大切です。 痛風の食事と聞くと、プリン体の摂取量を意識した厳しい食事制限のイメージがありますが、それは昔の話です。 体内に存在するプリン体の多くが体内でつくられている事がわかってからは、プリン体を含む食べ物の厳しい摂取制限は行われていません。 痛風は決して恐ろしい病気ではなく、痛風で死ぬことはありません。 痛風で恐ろしいのは虚血性心疾患や脳血管障害などの合併症であり、それによって死に至る事も少なくありません。 痛風(高尿酸血症)が悪化することは合併症のリスクを高める事につながるため、生活習慣病の主原因となる食生活を改善することは非常に重要です。 痛風を改善する食事のポイントとして、以下の8つが挙げられます。 プリン体の厳しい摂取制限は行わない 体内のプリン体のうち、食事から摂取するものは全体の2割程度のため、以前のような厳しい食事制限は行わなくなりました。 代わりに多くの食材を偏りなく摂取し、栄養バランスに気をつけて、合併症を予防する必要があります。 プリン体の多い食品を継続的に摂取しない 食品に含まれるプリン体の影響が少ないといっても、プリン体を多く含む食品を大量に継続して摂取することは少なからず悪影響を及ぼします。 どの食品にどれくらいのプリン体が含まれているのか知っておきましょう。 アルカリ性食品を摂って尿酸を排泄する 尿酸の7割は尿から排泄されますが、尿が酸性に傾くと尿酸が溶けにくくなるため、体外への排泄量が減少します。 尿酸が溶けやすい尿にするには、アルカリ性食品を摂取して尿をアルカリ性に近づける必要があります。 自分の適正エネルギー量を理解する 痛風患者の多くが肥満傾向にあり、尿酸値の上昇に肥満が影響してることもわかっています。 そのため、自分が1日に必要なエネルギー量を理解し、現在自分がどれだけのエネルギーを摂取しているのかを把握することが大切です。 水分を多く摂って尿酸を排泄する 尿酸の7割は尿から排泄されるため、尿量を増やせばそれだけ尿酸の排泄量も増える事になります。 健常な人の1日当たりの尿量は1〜1.5Lですが、尿酸値の高い人は1日あたりの尿量が2Lになるよう、水分を多く摂取する必要があります。 栄養バランスと規則正しい食事が大原則 食品に含まれている栄養素は体内で複雑に関係しあっており、他の栄養素の吸収を助けたり、エネルギーの産生を促進したりしています。 そのため、偏った食事によって摂取する栄養素にも偏りがあると、本来の役割を十分に果たすことができません。 お酒は飲み過ぎない 痛風といえば「ビール禁止」のイメージがありますが、以前の厳しいプリン体制限に比べれば多少緩和されています。 お酒で問題になるのは、アルコールが持つ尿酸値を上げる働きです。 アルコールにはプリン体の吸収を促進し、尿酸の排泄を抑制する働きがあるため注意が必要です。 薬物療法はきちんと継続する 薬物療法を始めると食事療法をやめてしまう人がいる一方、食事療法をすると薬物療法をやめてしまう人もいます。 痛風の治療は薬物療法がメインですが、それはあくまで尿酸値のコントロールです。 恐ろしい痛風の合併症を引き起こさないためにも、薬物療法と食事療法をきちんと継続しましょう。 痛風はかつて「贅沢病」とも呼ばれ、毎日ご馳走を食べていた王侯貴族に起こる病気でしたが、現在では誰にでも起こる病気になりました。 その原因は生活が豊かになり、高脂肪・高タンパクの食生活が当たり前になったからです。 つまり食生活が痛風を引き起こす原因でもあり、食生活の改善が痛風を治療をする上でとても大切です。 昔の痛風治療は食事療法が基本でした。 なぜなら、以前は食事から摂取するプリン体が痛風の元凶と考えられており、プリン体を多く含む食品は厳しく制限されていました。 しかし、体内ののうち、食事から摂取するものは2割程度に過ぎず、厳格にプリン体の摂取を控えたとしても尿酸値が大きく下がることがないことがわかりました。 そのため、現在の痛風の食事療法では以前のような厳しいプリン体の摂取制限は行われなくなりました。 ただし、いくら体内のプリン体に占める食事由来のプリン体が2割程度といっても、プリン体を過剰に摂取すれば少なからず影響を与えますので、を継続して摂取するのは避ける必要があります。 細胞には遺伝情報ともいえるDNAやRNAなどの核酸が、細胞中の核と呼ばれる部分に存在しています。 この核酸はプリン体からできているため、細胞が分解されるとプリン体が放出されることになります。 これは私たち人間だけではなく動物の細胞にも言える事であり、細胞分裂が盛んな組織や細胞数が多い臓器には、その分だけプリン体が多く存在しています。 代表的なものに、脳や肝臓、筋肉組織、造血組織のある骨髄などがあります。 特に肝臓は小さな細胞が密集しプリン体量も多いため、牛や豚、鶏などのレバーを摂取する場合にはプリン体量に注意が必要となります。 また、肉や魚のうま味成分であるイノシン酸もプリン体の一種であり、干物やかつお節のように水分を飛ばした食品はプリン体含有量が高い傾向にあります。 一般的に100gあたり200mg以上のプリン体を含む食品が「プリン体が多い食品」とされています。 ただし、単純に「プリン体の多い食品がダメ」という訳ではありません。 重要なのは食品中のプリン体含有量ではなく、どれだけ私たちが摂取するかということです。 例えばかつお節は100gあたり493mgと非常に高いプリン体含有量ですが、一回の食事でかつお節を100g食べるという事は考えられません。 パラパラと豆腐やほうれん草にかけたかつお節が1gだとすると、プリン体の摂取量は5mg程度となります。 食品のプリン体含有量だけに囚われず、実際に自分がどれだけその食品を摂取し、その結果どれくらいのプリン体を摂取するのかを考慮することが大切です。 尿酸値を下げるには、体内の過剰な尿酸を体外に排泄する必要があります。 尿酸の排泄ルートは複数ありますが、全体の7割を占めるのが尿からの排泄です。 つまり、尿から効率よく尿酸を排泄させることが尿酸値を下げるポイントとなります。 尿は本来弱酸性ですが、痛風の人は尿が酸性に傾きがちです。 尿酸は水に溶けにくい物質ですが、尿が酸性になるとさらに溶けにくくなり、結果として体外への排泄がうまくいかなくなります。 そのため、尿酸を効率よく尿から排泄するには、酸性の尿をアルカリ性に傾け、PHを6. 2〜6. 8くらいにコントロールする必要があります。 では、尿をアルカリ性に傾けるにはどうしたらよいのでしょうか?答えはアルカリ性食品を意識して摂取することです。 食品は大きく分けて、アルカリ性食品と酸性食品があります。 アルカリ性食品の代表的なものに海藻やきのこ、野菜などがあり、酸性食品の代表的なものに肉類や魚類があります。 痛風になりやすい人は肉や魚介類を好む食生活をしており、これが尿を酸性にし、尿酸排泄量を低下させる原因となっています。 尿酸値が高い人は食事内容を見直し、アルカリ性食品を積極的に摂取して尿を弱酸性に近づけるようにしましょう 高血圧や糖尿病、高脂血症などは生活習慣病であり、長い間の高脂肪・高タンパク・高カロリーの食事が引き起こしたといっても過言ではありません。 痛風の場合も例外ではなく、高尿酸血症と診断されたり痛風発作が起きたという事は、自分のこれまでの食生活に警告がなされたということです。 痛風患者には肥満が多く、尿酸値の上昇に肥満が深く関わっていることもわかっています。 食事内容やカロリー摂取量がどのようなメカニズムで高尿酸血症を引き起こすか、まだすべてが解明されたわけではありませんが、少なくとも長年の暴飲暴食が痛風を悪化させ、食生活を改善すれば痛風の症状が改善される事は明らかになっています。 そして、痛風で恐ろしいのは痛風発作ではなく、合併症となる高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病です。 痛風で死に至る事はありませんが、これらの生活習慣病は痛風の合併症として進行すると生命に危険を及ぼすことがあるため、合併症を起こさない食生活を心掛ける事が大切です。 そのためには、自分が一日に必要なエネルギー量がどれくらいなのかを知り、自分が現在どのくらいのエネルギーを摂取しているのかを把握することがとても大切です。 重篤な合併症を併発させないためにも、尿酸値をコントロールして痛風治療をするとともに、肥満や高脂血症、糖尿病、高血圧などの治療も併せて行うようにしましょう。 体内の水分が不足すると、血液中の尿酸濃度が高くなって尿酸が結晶化しやすくなります。 尿酸が結晶化するということは痛風発作や尿路結石などを引き起こしやすくなるため、尿酸値の高い人は意識して水分を多く摂る必要があります。 また、体内で過剰となった尿酸のうち7割が尿から体外に排泄されるため、水分を多く摂って尿量を増やすことは尿酸の排泄を促進し、尿酸値を下げる事にもつながります。 健常な人の1日当たりの尿量は1〜1.5Lですが、尿酸値の高い人は1日あたりの尿量を2Lにする必要があります。 これは1日に摂取する水分量を800mL程度(コップ4杯程度)増やすことを意味しています。 ただし、偏った時間にまとめて水分を摂っても意味がありません。 一日を通して体内の水分量を不足させないためにも、バランスよく摂取することが大切です。 水やお茶ばかりでなく、食事の際に汁物を追加してみるなど、摂り方を工夫してみると水分の摂取がしやすくなります。 肥満になるだけで尿酸値が上がってしまうほか、糖尿病や高脂血症など合併症のリスクも高まってしまいます。 しかし、肥満を改善するためだからと言って、ただ摂取エネルギー量を減らせばよいかというとそうではありません。 私たちの体は食事からエネルギーとなる糖分を吸収するため、食後は血糖値が上昇します。 すると、膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌され、糖分を細胞に取り込ませて血糖値を抑える働きをします。 血糖値は食事の時間が空くほど、食べ物を摂取した時に急上昇しやすくなり、インスリンも大量に分泌されるようになります。 その結果、摂取したエネルギーは体に取り込まれやすくなる、つまり肥満になりやすくなります。 摂取エネルギーを抑えるために食事量を減らすことは大切ですが、「昨日食べ過ぎたから朝食と昼食を抜こう」「昼ご飯を食べてないから夜はたくさん食べよう」などという不規則な食生活をしていると、どんどん体が肥満に近づき、血糖値のコントロールも難しい体になっていきます。 食事は可能な限り、決まった回数、決まった時間に摂るようにしましょう。 痛風と言えば「ビールは禁止」のイメージが世間で定着しています。 以前の食事療法ではプリン体の摂取量が厳しく制限されていたため、プリン体を多く含むビールを飲むことはもってのほかでした。 プリン体カットのアルコール飲料も多く販売されていますが、食事由来のプリン体があまり影響がないことがわかってからは、ビールの摂取は多少緩和されています。 痛風になった場合、ビールに限らずお酒は控える必要があります。 お酒の中でもビールは飛び抜けてプリン体含有量が多く、カロリーも高い傾向にあります。 痛風になったらビールは一切禁止という訳ではありませんが、ビールはプリン体もカロリーも高いということを認識し、量を控える配慮が必要です。 また、お酒に含まれるプリン体以上に問題となるのが、アルコールの働きです。 アルコールは体内で分解される際に尿酸が作られるほか、尿酸の原料となるプリン体の腸管吸収を促進したり、腎臓からの尿酸排泄を抑える働きがあります。 ある調査では、痛風になった人の9割以上が週5日以上アルコールを摂取しており、アルコールの摂取量が多いほど痛風発症の危険度が上がる事がわかっています。 痛風になってしまった場合は禁酒が理想ですが、仕事上の付き合いでやむを得ず飲まなければならない場合や、ストレス発散効果、リラックス効果もある事から、適量を心掛けて飲むことが大切です。 現在は尿酸の排泄を促進したり、尿酸の産生を抑制する薬が開発されたため、痛風治療は薬物療法が基本になっています。 しかし、薬物療法を行っているからといって、食事療法をしなくてもよいわけではありません。 逆に、食事療法を行っているからといって薬物療法をやめてもよいわけでもありません。 痛風発作の激痛が起こっている時は、誰しも「この痛みを鎮めるならどんな事でもするぞ」と思いますが、痛みが治まればその気持ちも薄らいでいきます。 薬物治療を始めると尿酸値は基準値内に治まるため、痛風発作は起こらなくなります。 このことで「痛風が治った」と勘違いし、薬の服用を勝手にやめてしまう人がいますが、それでは元通りになってしまいます。 痛風発作が起こらないのは薬物療法と食事療法を続けているからだと自覚し、継続することが大切です。 現在行われている痛風の食事療法は、プリン体の過剰な摂取を控えることはもちろんのこと、尿酸をいかに体外に排出するか、合併症として起きやすい生活習慣病をいかに抑えるかが重要視されています。 以前に比べてプリン体の摂取量を気にしすぎる必要はなくなりましたが、それでも食事からのプリン体過剰摂取は痛風の悪化を招く恐れがあります。 一日どのくらいが許容範囲なの? 痛風治療はプリン体摂取を控えるだけではありません。 エネルギーの過剰摂取を控え、肥満を解消することで痛風が改善することがわかっています。 肥満はどうして痛風に関係するの? 痛風の本当の恐ろしさは痛風発作よりも腎機能低下や生活習慣病などの合併症です。 一日三食でバランスよく栄養を摂る習慣をつけることが、生活習慣病の予防につながります。 痛風になると尿が酸性に傾きがちになるので、アルカリ性にする必要があります。 どうして尿をアルカリ性にすると痛風治療にいいの?アルカリ性にするにはどうしたらいいの? 痛風発作や尿路結石を防ぐためには、水分をたくさん摂って尿量を増やし、尿酸を薄めて結晶化を防ぐ必要があります。

次の